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ピレネーのベンヤミン・ルート

ポルボウ
ポルボウの駅

 
 15年ほど前、フランス、スペインをひとりで旅したことがある。
すでに結婚していたのだが、このときばかりは、わがままを許してもらった。
ヴァルター・ベンヤミンというドイツ系ユダヤ人の足跡をたどる旅だった。

 パリの路地を扱った「パサージュ論」の著者で、日本でも読者が多い。
1933年、ナチスの迫害を逃れてパリに亡命し、ルルド、マルセイユを転々とした。
フランス・スペイン国境の小さな町ボルボウで自死したのは、1940年のことだ。

 折に触れ人生の指針にしてきたベンヤミンの最後の旅をたどろうと思った。
パリを出て、巡礼地として知られるルルド(今年はツールのコースになった)、
マルセイユからスペイン国境へ向かう。バニュール・シュル・メールで一泊。
さらにセルベールから、徒歩でピレネーを越え、スペインのポルボウに入った。

 私が通ったのは、通称「ベンヤミン・ルート」と呼ばれるピレネー越えの道である。
ベンヤミンは10時間をかけて、ポルボウにたどり着いたといわれている。
しかし、亡命者のスペイン通過が禁止になったことが告げられ、この町で自殺した。

 ピレネーをフランスからスペインに入ると、景色が一変する。緑から茶色になるのだ。
ピレネーといっても、地中海に最も近い場所なんだが、スペインは荒涼としている。
ツール・ド・フランスと、ヴェルタ・エスパーニャの中継画像の違いに似ている。

 セルベールというフランス国境の町で、自転車チームと同じ宿になった。
プロチームなのか、地元のチームなのか定かではないが、LOOKに乗っていた。
LOOKの自転車と、白地のチームジャージが今も鮮明に頭に残っている。
 
 先細りになっていく夢の一つは、ベンヤミン・ルートを自転車で越えることだ。
ルートそのものは山道なので、とてもロードバイクでは無理だから、
セルベールからポルボウまで自転車で行ければいいと思っている。
自転車でのピレネーを越え。いい旅になるぞ。いつの日か、きっと実現したい。
明日は、秋のパリをスタートするスプリンターズクラシック・パリ-トゥールだ。



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バイクはコルナゴのアルミフレーム。
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